パルムフェンス キャンペーン

D&D3.5 オリジナルキャンペーン資料

第9話「From the Depth of Dark Water (仄暗い水の底から)」Vol.0【プロローグ】

■予告   

ゴールド・ドワーフの王国「コンゴウ」の扉が開かれた!パルムフェンス中に散り散りになっていたドワーフたちが、かつての隆盛を取り戻そうと、グローナ女王の下へと続々と参上している。

火口に潜んでいた邪悪なクリーチャーは滅ぼされたが、復興にはまだまだ多くの困難が残っていた。王国中がフィルスネイカーたちによって食い荒らされており、それ以外は流れ込んだマグマによって埋まっているか、瓦礫と化していた。崩れずに残ったわずかな区域も、有毒ガスが充満していたり、亡霊たちが歩き回っていたりと、今やドワーフたちの忍耐を試す修練場となっている。無人の王国に眠る宝を求めた盗人たちによって、価値ある物のほとんどが失われてしまったが、幸いなことに、それは埋没を免れた表層部だけであり、瓦礫の先には王国の宝が眠ったままでいる。献身的なドワーフたちの働きで、復興作業が進んでおり、少しずつ在りし日の華麗な面影を取り戻しつつある。かつて雷鳴山一帯を支配し、潤沢な山の恵みと、優れた工業技術でパルムフェンスに知られたコンゴウ国が蘇りつつあるのだ!

しかし……300年前にアンダーダークの水底へと追い払われたクオトアの大部族が、復讐の機会を得て侵攻してきた!!彼らは地下のダムを占拠し、コンゴウ国を水没させようと企んでいる。

このままでは、せっかく取り戻したコンゴウ国が奪われてしまう。再び救国の英雄たる冒険者たちの出番がやってきたのだ!!