マルティン
元々はバラックの部下の一人であったが、運搬中のワイン樽を落としてこぼしただけで、イリアナによって拷問を受けることになった。サディスティックな性格のイリアナと残忍な魔剣レンダーが、バラックたちに置いてけぼりにされてしまい、その退屈しのぎの玩具として扱われたのだ。
彼は自分の話となると、いつものらりくらりとかわしてしまうが、一度だけ深酒した時に漏らしたことがある。田舎の農村の四男坊として生まれた彼は、やがてヴェラダインの商人へ丁稚奉公することになった。そこで商人の娘と身分違いの恋をしてしまった。秘密の恋であったが、主人の知るところとなり、娘は別の商人の元へ嫁がされ、彼は追い出されてしまう。彼が絶望の中で生きるために悪事に手を染めるのに、それほど時間はかからなかった。
彼はくすぶった感情を消化しきれず、それを紛らわすためにわざと明るい素振りをする。決して悪人ではないが、酒癖と手癖が悪く、お調子者で、憎めない男である。
ナイロに救われたことで、久しぶりに胸に湧き上がるものがあった。だが、彼自身はそれが何なのかハッキリと認識していない。打算で生きてきたため、十分な見返りがあれば、彼はナイロのために働くだろう。
マルティン 人間の男性、ローグ3
脅威度:3、中型ｻｲｽﾞの人型生物、[真なる中立]
HD:3d6+3、hp15
ｲﾆｼｱ:6、速度30ft(6ﾏｽ)、
AC15 (+2敏､+3ｽﾀﾃﾞｯﾄﾞ･ﾚｻﾞｰ)
接触12 / 立ちすくみ13、基本攻撃+2、組み付き+3
近接攻撃+3 (1d6+1/18-20、ﾚｲﾋﾟｱ)
遠隔攻撃+4 (1d8/19-20、ﾗｲﾄ･ｸﾛｽﾎﾞｳ) 80ft(16ﾏｽ)
接敵面/間合い:5ft / 5ft、SV頑健:2 / 反応:5 / 意志:1
筋12+1,敏15+2,耐13+1,知14+2,判10+0,魅8-1
《急所攻撃2d6》《身かわし》《罠感知+1》
<隠れ身+8><軽業+8><聞き耳+6><視認+6><忍び足+8><真意看破+5><跳躍+8><登攀+7><はったり+5><平衡感覚+7>
《ｲﾆｼｱﾁﾌﾞ強化》《回避》《攻防一体》
