フィルスネイカー / レッド・ワーム
フィルスネイカーは、灼熱のマグマを住処とするクリーチャーである。
死ぬまで成長を続け、通常は母体となる一体を中心に、蟻のような生態系を育む。マザー・フィルスネイカーは溶岩の中で数百個もの卵を産み、孵化するまでそれを守り続ける。フィルスネイカーの幼体はレッド・ワームとも呼ばれる。孵化が始まると、火山活動が活発化することが知られており、大噴火とともにフィルスネイカーたちは新たな住処を求めて世界中に散っていく。
百年ほど前に、ゴールド・ドワーフの聖地であるコンゴウ国がフィルスネイカーの巣にされてしまい、雷鳴山が孵化場となってしまっている。
レッド・ワーム Red Worm<神秘学13>
脅威度:3、中型サイズの魔獣(火)、[真なる中立]
HD:3d10+3、hp25
イニシア:+0、速度30ft(6マス)、穴掘り20ft(4マス)
AC17(+7外皮)
接触10 / 立ちすくみ17、基本攻撃+3、組み付き+5
近接攻撃+5 (1d8+3、噛みつき)および1d6[火]
接敵面/間合い:5ft / 5ft、SV頑健:2 / 反応:0 / 意志:0
筋15+2,敏11+0,耐13+1,知5-3,判10+0,魅6-2
《暗視60ft》《振動感知60ft》《[火]への完全耐性》《[冷気]への脆弱性》《灼熱の噛みつき》
<聞き耳+5><忍び足+5><水泳+10>
《鋭敏感覚》《肉体攻撃強化》
登場シナリオ:第8話
まるで溶岩を固めたような細長い筒状の生物は、その先端が五つに割れ、鋭い牙がいくつも生えている。喉の奥はトンネルのようで、硫黄の臭いが漂っている。直径3ft(約91cm)で体長は5~6ft(約1.5~1.8m)ほど、体重は250ポンド(約113kg)ほど。
幼生のフィルスネイカーはレッド・ワームとも呼ばれ、常に腹を空かせている凶暴なクリーチャーである。目にあたる器官はなく、地中を伝わる振動を感知して獲物を探る。大地を砕き、溶かしながら掘り進み、獲物の足元から弾丸のように飛び出す突進攻撃を得意としている。
体内に炎袋があり、吐息は熱風に近い。噛みつかれると牙だけでなく、[火]によるダメージも受ける。この器官が成長すると火のブレスが使えるようになる。
フィルスネイカー Filsnaker <神秘学13>
脅威度:5、大型サイズの魔獣(火) 、[混沌にして中立]
HD:5d12+15、hp50
イニシア:+5、速度30ft(6マス)、穴掘り20ft(4マス)
AC18 (-1サイズ、+8外皮)
接触11 / 立ちすくみ17、基本攻撃+6、組み付き+10
近接攻撃+9 (2d6+6、噛みつき) および1d6[火]
接敵面/間合い:10ft / 5ft、SV頑健:4 / 反応:2 / 意志:2
筋21+4,敏10+0,耐16+3,知8-1,判11+0,魅6-2
《暗視60ft》《振動感知60ft》《[火]への完全耐性》《[冷気]への脆弱性》《灼熱の噛みつき》《ダメージ減少10/殴打》
・ブレス(変則)[火]: 30ft(6マス)円錐形、反応15:半減、4d8[火],1d4R後
<聞き耳+8><忍び足+8><水泳+12>
《イニシアチブ強化》《鋭敏感覚》《肉体攻撃強化》
登場シナリオ:第8話
この大型のワームは、溶岩でできた鱗をもった蛇のようである。先端部にある口の周りには、獲物を掴む触手のようなものが生えており、そこからよだれのようにマグマがしたたり落ちている。口腔内はまるで高温の炉のようで、周りの空気が陽炎で揺れている。直径6ft(約1.8m)ほどで、体長は15ft(約4.5m)以上あるが、全身を地上に出すことは珍しく、通常は身体の一部だけを地中から出している。体重は700ポンド(約317.5kg)ほど。