パルムフェンス キャンペーン

D&D3.5 オリジナルキャンペーン資料

第2話「Scourge of the Howling Horde (鬼哭き穴に潜む罠)」

※本シナリオはDungeons&Dragons 公式シナリオを改編使用しています。
■冒険の概略
無事に牢から解放されたハーフオークのバーバリアン「ウズサロ」。魔術師ギルドの紹介で冒険に加わったノームのソーサラー「スタック」を加えて、それぞれの偉業を達成すべく新たなる試練の旅に出る。
冒険者たちはラサンダー寺院の司祭長であり、ヴェラダインの評議員でもある「シュウ・ラケニス」から、”塚ふもと”村を襲うゴブリンを退治するよう依頼される。
実は、塚ふもと村の近くに”鬼哭き穴”と呼ばれる洞窟があり、数か月前に「”黒牙の”ノーク」という名のブラック・ドラゴンが棲みついてしまった。まだヴェリー・ヤング(幼児)とはいえ、かなりの力を持つ竜は、支配欲と金銭欲を満たすため、”鬼哭き族”と呼ばれるゴブリン、ホブゴブリンの一団を従え、自分の巣に宝物を積み上げさせようとしていた。逆らえようもないゴブリンたちは、塚ふもと村の農場を襲い、旅人を襲い、ついには村をも襲うようになったのだ。
冒険者たちは、恐るべき洞窟の罠をかいくぐり、ゴブリンたちを退け、最深部で宝物と眠るブラック・ドラゴンを倒せるだろうか?
 
■参加キャラクター
(1) アノーリオン     :半エルフ、男、クレリック2(ラサンダー)/ファイター1
(2) カグヤ・スノーホワイト:半エルフ、女、クレリック2(ミストラ)/サムライ1 
(3) ウズサロ       :半オーク、男、バーバリアン3
(4)フィル・オニキス   :エア・ジェナシ、女、スワッシュバックラー2
(5)スタック       :ノーム、男、ソーサラー3
(NPC)"駆け足"ギャレット :ハーフリング、男、ローグ3
 
 ■冒険ログ
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塚ふもと村に着こうかという所で、ゴブリンの群れに襲われていた村の雑貨屋の女主人「ステン」を助ける。共に村に向かうと、ゴブリン・ドルイド待ち伏せを受けるが、何とか敵を退却させ、無事に村へと到着した。彼女を助けたことで村の信頼を得た冒険者たちは、宿の女将でもあり、村の代表格でもある「マリー」から、ここ最近のゴブリンの襲撃について話を聞き、村を救うことを約束する。
”鬼哭き穴”は、かつてドワーフの小集落だった所であり、何らかの理由で無人となったこの場所をゴブリン族が巣穴としたのだった。臆病者のゴブリンは、これまで滅多に村に近づこうとしなかったが、ブラック・ドラゴン「”黒牙の”ノーク」の支配下になってからは、彼への貢物を献身的に集めるようになった。しかしホブゴブリンの首領「ダラックス」と幹部であるホブゴブリンのウィザード「ウルタール」は、ノークに従いつつも、その威光を盾に部族をまとめ上げ、陳腐な野望を満たす生活をしているのだ。
冒険者たちは、見張りのゴブリンを逃してしまい、襲撃の準備を整えたゴブリンたちとの厳しい戦いとなった。その奥でも、巣に逃げ帰っていたゴブリン・ドルイドバグベア「”でかぶつ”ブロンクス」に辛勝の末、ドルイドを降伏させた。傭兵としてやってきたゴブリン・ドルイドから詳しい情報は得られなかったが、”鬼哭き族”の二人の幹部、そして部族をまとめ上げる”黒牙のノーク”という存在を知ることができた。
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満身創痍の冒険者たちは一度村へと帰還した。得られた情報から事件の黒幕は「ブラック・ドラゴン」ではないかと予想し、酸の攻撃を和らげるポーションを買いにヴェラダインへと戻っていった。準備と経験が不足する冒険者たちは、手探りで慎重に事を進めるしかないのだ。
再びダンジョンへ挑むが、ゴブリンたちは仲間の死体を発見して、警戒を強めていた。下策を弄さず正面突破を挑んだ冒険者たちは、バーバリアン「ウズサロ」の活躍でゴブリンたちを沈めていった。しかしモンストラス・スパイダーの毒にやられ、筋力にダメージを負ってしまう。
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ホブゴブリンの首領ダラックスは、冒険者たちの襲撃を警戒しているが、ノークに叱られるのを恐れて報告していない。見張り以外のゴブリンたちを一か所に集め、一網打尽にするつもりなのだ。
見張りのゴブリンたちを退けた冒険者たちは、大胆に奥へと進むが、ゴブリンのスケルトンとゾンビに遭遇し、有効打となる武器を持たないため苦戦を強いられる。唯一の対抗手段となった魔法でピンチを切り抜けるも、リソースのほとんどを使い果たしてしまう。ゴブリンたちが待ち受けていることを知らない冒険者は、そのまま巣穴へと侵入し、大ピンチを迎えてしまった!!
敗北色の強い戦いで撤退を余儀なくされ、クレリック「アノーリオン」の魔法でゴブリンを足止めし、廃墟となったドワーフの主神「モラディン」の神殿へ逃げ込み、扉を塞いで立てこもった。バリケードが破られないことを祈りつつ、ここで回復するつもりなのだ。
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空が暁に染まる頃、ゴブリンたちの破壊槌がついに扉を破るも、冒険者たちも回復しており、壮絶な総力戦が始まった!!アノーリオンとダラックスの一騎打ち。機会攻撃を恐れずスタックに向かって突進するゴブリンたち。ウルタールの魔法で無力化するフィル……。数で優っても、個々の力で劣るゴブリンたちは、やがて一匹、また一匹と倒されていく。ついに最後の一匹をも仕留め、洞窟のゴブリンを全滅させたのであった。
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余力のある冒険者たちは、一気に事件の幕引きをしようと最深部へ。天然の洞窟は天井が高く、ドラゴンも翼を十分に広げらるほど。床にはゴブリンたちが村々や街道を襲って得た金銀が散らばっており、PCの懐を慰めてくれそうだ。しかし……硫黄の臭気が漂う暗がりには、脅威のクリーチャーが待ち構えていた!
闇の中に黒光りするウロコを持ったドラゴンが、短剣のような牙を剥きだして襲い掛かろうとしている。寝床を荒らし、自分の宝物を奪いにきた盗人たちに、怒りの咆哮をあげてドラゴンが襲い掛かった!!
事前に飲んでいたポーションのおかげで、酸のブレスはほとんど効果を与えず、これまでの戦闘で冒険者の経験も上がっており、相手が一匹ならもはや恐れることは無い 。《かすめ飛び攻撃》や《全力攻撃》にも何とか耐え、交代で回復し、スタックのマジックミサイルで徐々に体力を削られていく黒牙のノーク。
復讐心を抱き、ついに逃走を余儀なくされる。が!うまい具合に空中浮遊していたフィルが退路を断ち、 
彼のレイピアの一突きで心臓を串刺しにされ、ついにドラゴンは地面に落ちて、その息吹を止めたのだった。
 
20匹近いゴブリン、ホブゴブリンの部族を討伐し、ブラック・ドラゴンをも倒した冒険者たちは、『英雄』と呼ばれるに相応しい存在となった。多くの宝を手にし、平和になった村を後に、ヴェラダインへと帰還する。